こんにちは、ルカ・キチです!
今回のテーマは奨学金。
大学の費用を払っていく必要があるけど、子供2人が私立大学に同時期に行くとなるとお金が足りない…
奨学金という制度があるけど、結局は借金だし、仕組みもわかりづらい…
と悩んでる方、多いと思います!
実は、2人に1人は奨学金借りてるんですよ。
そこで、今回は奨学金について解説します。
奨学金制度について
奨学金制度とは?
奨学金制度は、国や地方自治体、民間団体のほか、学校単位でも独自の奨学金制度を設けています。
以下は、奨学金制度を運営する主な団体です。
- 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
- 日本政策金融公庫(国の教育ローン)
- 民間教育ローン(銀行や金融機関など)
奨学金には、「もらう」と「借りる」があります。
種類 | 内容 | 主な団体 |
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給付型の奨学金 | 返済不要で「もらう奨学金」です。 ただし、世帯収入など審査基準が厳しく、募集枠も少ないです。 | 日本学生支援機構 など |
貸与型の奨学金 | 返済必要で「借りる奨学金」です。 無利子と、有利子で借りる奨学金があります。 | 日本学生支援機構 日本政策金融公庫 民間教育ローン など |
ここからは
“日本学生支援機構” と “日本政策金融公庫” を比較しながら、利率や申し込み時期、返済について説明をしていきます。
貸与型の利率算定方法
日本学生支援機構は少し複雑ですが、貸与型の利率算定方式は次の通りです。
日本学生支援機構 | 日本政策金融公庫 (国の教育ローン) |
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第一種奨学金 無利子 第二種奨学金(上限は3%) <利率固定方式> 貸与終了時に決定した利率を返還完了まで適用。 大学4年間借りた場合、卒業時点に決定した利率を適用。 例)2023年3月卒業(貸与終了)の場合:年0.905% <利率見直し方式> 貸与終了時に決定した利率を、おおむね5年ごとに見直し 大学4年間借りた場合、卒業時点に決定した利率 例)2023年3月卒業(貸与終了)の場合:年0.300% | 固定金利:年1.95%(保証料別) 借入時の金利を適用 ※令和5年5月1日現在 |
【参考】日本学生支援機構:利息付き奨学金の貸与利率(平成19年4月以降に採用された方)
【参考】日本政策金融公庫:一般教育貸付
日本学生支援機構の適用される利率は、借入時ではなく、貸与終了した時点の利率が適用される点に注意してください!
令和5年5月現在では、まだ日本学生支援機構の利率が優位ですね。
申し込み時期
日本学生支援機構 | 日本政策金融公庫 (国の教育ローン) |
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<予約採用> 進学先が決まっていなくても申し込むことが可能。 募集時期は、高校3年生の次の時期です。 1回目:5月から6月頃 2回目:10月から11月頃 <在学採用> 毎年春(4月頃)に募集。(年1回) 参考:給付奨学金は原則毎年春と秋 | 1年中、いつでも申し込み可能 ※大学受験前の申し込みも可能 ※キャンセルも可能 |
日本学生支援機構の申し込み時期は期間が決まっているので、申し込み忘れに注意してください。
支給開始時期
日本学生支援機構 | 日本政策金融公庫 (国の教育ローン) |
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<予約採用> 4月以降 <在学採用> 7月以降 | 申し込みより2、3ヶ月後 |
日本学生支援機構は、予約採用をしても4月以降(入学後)の入金となります。初回の学費納入には間に合いませんので、注意が必要です。
返済開始時期
日本学生支援機構 | 日本政策金融公庫 (国の教育ローン) |
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貸与終了の翌月から数えて7か月目に開始。 例)卒業時まで貸与した場合、貸与終了が3月となり10月からの返済開始。 | 借入日の翌月または翌々月のご返済希望日から開始。 ただし、在学期間中は利息のみ返済も可能。 |
日本政策金融公庫の返済開始は、在学中から発生することに注意してください。
まとめ
奨学金の全体イメージは掴めたでしょうか?
最後に、ここまでの解説内容を “日本学生支援機構” と “日本政策金融公庫”
それぞれで、応募から返済までをまとめてイメージ図で示します。
まずは、日本学生支援機構(多数派)のイメージです。
次に日本政策金融公庫のイメージです。
奨学金が借金であることに変わりはありませんが、経済的に困窮している学生でも、進学を諦めず、学費のサポートが受けられるという点が大きなメリットとなります。十分にご検討をされたうえで、有効に活用してみてはいかがでしょうか。
それではまた。
最後まで見ていただき、ありがとうございました!